サイトを作るとき、どのようにターゲットブラウザを決めてますか?
近年レスポンシブデザインが標準化し、PCブラウザはもちろんスマホ/タブレットなど、ターゲットとするブラウザも増えつつあります。
全てのブラウザで問題なく表示されるのが一番いいに越したことないですが、増えれば増えるほどメンテナンスが大変になり、費用も嵩みます。
ターゲットとするブラウザを絞る事で、管理性の向上やクライアントにとっても制作費用/メンテナンス費用の削減に繋がります。その為には、ターゲットがどんなデバイスとブラウザを使っているか把握する事が重要になってきますね。
既存サイトのリニューアルならGoogleアナリティクスなどでターゲット層を確認できますが、新規制作となるとそうも行かないので、ペルソナ※を考えて選定していきます。
※ペルソナとは、企業や商品の典型的なターゲットとなる顧客像のことです。ペルソナで定められる顧客像には、氏名や年齢、居住地、職業、年齢、価値観やライフスタイル、身体的特徴までのかなり細かい情報が盛り込まれます。
ペルソナ【Persona】の用語説明|ferretより
あくまでも実際に存在するユーザーを具体的に表す事が目的なので、都合の良いだけの内容にならないように注意しましょう!
例えば・・・
性別:女性
年齢:29歳
住所:東京都品川区
職業:脱毛サロン勤務
年収:310万
未婚
iPhoneX使用。
通勤中の電車内、休憩中、仕事が終わった夜間帯にSNSを閲覧することが多い。
SNSは主にInstagramを使用。
商品購入前にInstagramで情報収集する事が多い。
このようにユーザーの背景を細かく考えていく事で、ターゲットブラウザの選定だけに留まらずサイトのデザインやUI(ユーザーインターフェース)の向上にも繋がります。
設定したい目的によって、ペルソナをどのくらい細かくするか考えましょう!細かければ細かい程良いかもですが、それを決めるのもなかなか手間なので。
ちなみにこのサイトだと75%がPCユーザー。
Web開発者が多い事が想定できます。ブラウザはChrome、firefox、safariがほとんどです。
ターゲットユーザーが明確になってきたら、サポートするブラウザのバージョンを絞っていきましょう。
各ブラウザには自動アップデート機能が備わっています。
Web開発での検証機などでない限り、この機能をオフにしている事は少ないと考えられます。
大手のサイトも大体、推奨環境は最新版のブラウザになってます。
基本的には最新バージョンのみ対応がベストです。
ただ例外として、既存サイトがあり、 全体的なシェア率が少なくてもCVRが高いブラウザであれば最新でなくても対応する必要がでてくると思います。サイトの目的に合わせて臨機応変に対応を検討しましょう。
なおサポートが終了しているブラウザは、セキュリティ的に微弱性がある可能性があるので省いた方が良いと思います。
Internet Explorerのサポート期間をまとめましたので参考にしてください。
◎:標準ブラウザ ◯:インストールできるブラウザ
OS | IE8 | IE9 | IE10 | IE11 | Edge | OSサポート状況 |
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Windows 7 | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | 2020 年 1 月 14 日 終了 | |
Windows 8 | ◎ | 2016 年 1 月 12 日 終了 | ||||
Windows 8.1 | ◎ | 2023 年 1 月 10 日 終了 | ||||
Windows 10 | ◎ | ◯ | エディションによって異なる | |||
ブラウザサポート状況 | 2016 年 1 月 12 日 終了 | vistaサポート終了に伴い終了 | IE11の公開に伴いサポート終了 | 参照 |
出典:Internet Explorer 10 のサポート終了
ご存じですか? OS にはサポート期限があります! – Microsoft atLife
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